ああ、もうダメだ。何もかもが上手くいかない、もっと上手に出来たのに。
なんて落ちてしまいそうになる日も。
理由なんてないけど暗闇に引っ張られそうな日も。
生きていれば、おなかは空きますよね。
もしかすると走馬灯の中で
「あー最後に食べておけば良かった。」なんて思わないかもしれない、けれど今日は食べたくなったもの。
さあ、あなたはなにが食べたい?
私は、、、
どうしよう、トッポギ食べたくなってきたーーーー!笑
韓国で大ヒット40万部を超えたらしい٩( ‘ω’ )و
(写真 )
韓国で大ヒット、なんと40万部を超えるベストセラー
思わず二度見してしまうようなタイトル「死にたいけどトッポギは食べたい」は、著者パク・セヒさん自身の「気分障害」や「不安障害」の治療記録をまとめられたものです。
言葉にすると一見「重そう」な感じ。
ですが、「死にたいけどトッポギは食べたい」夜を経験したことのある方は共感できるであろう話だと思うんです。
逆に言えば、共感しない人は「とことんしない」であろう話になると思います。笑
精神科の先生との対談インタビューのような形式で進んでいく記録は、誰にでもある「何にも理由はないけど、なんか憂鬱な日」について語られたものや、「自己肯定感」の重要性「完璧主義」との向き合い方など現代人が悩みがちな問題を一緒に考えてくれるよう。
この本は、いわゆる「問題の解決策を教えてくれる」自己啓発本ではありません。
あくまで「治療記録」なので著者自身も様々な問題に悩んでいる最中なんです。
例えば
- 「朝起きれば、精神が安定する」
- 「日を浴びれば良い」
- 「前向きになれば良い」
- 「今を生きれば良い」
- 「他人の意見なんて気にするな」
なんていうような「出来るならすでにやっているよ」と思うけど、それをできない自分は「ダメなやつだ」と思ってしまう「白黒思考」について。
でも「灰色」が半数以上を占めている世界で、白黒で片付けられる問題なんて数少ないはず。
私自身も「白黒思考」の強い人間なのですが、そんな人間だからこそ「白黒思考はダメなんだ」という「白黒」な考えになり、必死に「灰色」を受け入れ「白黒」を排除しようとしていました。
だけど、人間なんて「矛盾」を背負った生き物なんだと、長い人生の間「白黒」で生きてきた人間がたった1週間で「灰色」を受け入れられる訳もない、と同じように悩んでいる著者や先生の話で少し楽になった気がします。
他にも、共感した話や共感はしなかったけど興味深かった話が沢山☆
そして、私的に嬉しかったポイントが本自体が「横書き」だったことです。
「縦書き」が苦手なので嬉しかったです。(私だけかしら?)
Amazonでの口コミもチェック♪
この本では韓国の若者の社会事情やブラックな一面を垣間見ることができます。
患者(著者)と医師の会話スタイルで内容が進んでいくため、他人事ではなく、自分事として捉えやすく、日本と韓国の相似性についても考えさせられます。
日常生活に苦しさを感じたり、そのことで自分を責めてしまう方には特にオススメの一冊です。
レビューが良かったので気になっていました。
私も気分変調症になり(通常の生活はしてますが)苦しかったとき言葉にならなかったことが文字になり表現されていて、感動しました。共感の嵐です。
言葉にする大切さ、自分をまずわかってあげようと努力する著者の気持ちが伝わってきました。
今、流行りの韓国文学ということで購入してみました。
読みはじめて、何だろう?医者と患者の会話が延々と続く感じなのに、読みたいと思ってしまう自分は?と思っていましたが、この作者であり患者の話の一つが自分に思いあたったり、赤裸々に、かかれている体験にいつしか、自分が患者として読んでいると気付きました。
韓国文学が今の人たちにウケてる理由が分かった気かしました。
読みやすい本でした。
漠然とした不安を悩みと感じている人は多いだろう。
実際、自分の不安もよくあることと考えてあえて向き合わずにいることが多い。
この本の中では容赦なく問題点が主人公と医師との会話で紐解かれ客観視される。
客観視することで問題が整理されるような気分に読み手はなってしまうがつらい気分はそんな簡単に解決するものではない。
リアルなやり取りを読み進めていき自分の心と同じ部分を見つけたり違いを認識するうちに、私自身があえて向き合わないようにしている悩みや理想とも向き合うことが少しだけできたと感じた。
巻末の散文集も書き手を生々しく感じた。「
ロマンと冷笑」が印象深い。
SNSでも映えちゃうオシャレな表紙
最近トレンドになっている韓国初の人気エッセイなどの本は表紙が「映える」笑
instagramではこんなオシャレな投稿が♪
改めて、トッポギ食べたくなってきた。
美味しいトッポギのレシピの一つでも教えてくれるのかと思いきや、全く違った治療日記「死にたいけどトッポギは食べたい」
決して明るくはない内容なので、一気見するのはちょっとオススメしません(O_O)
ゆっくりと自分とお話ししながら、著者ペク・セヒさんと同じようなスピードで読み進めるのがオススメです。
普段「患者側」からだと知ることのできない「先生側」のお話も考え深かったです。
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